メタボを放置しておくと、糖尿病に・・・
糖尿病とは全く関係の無いお話のようで恐縮ですが、実は、「メタボ」は、
糖尿病と非常に深い関係があるということをご存じでしょうか?
メタボリックシンドロームという新しい疾患概念は、
2005年に厚生労働省が発表したものであり、
今では、健康を語る上では欠かせません。
具体的には、内臓脂肪に「高血圧」、「脂質異常」、
「高血糖」の3つの内、2つが加わると
メタボリッ クシンドロームと診断されます。
そして、心疾患(心筋梗塞・狭心症など)、
脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)にかかる
危険性が31倍にも高まるのです。
内臓脂肪型肥満が増え、動脈硬化などを促進する血液・血管性の障害が増加している
現代人に対して、大きな警鐘を鳴らす新たな概念となっています。
その、2000万人以上にも上ると言われるメタボリックシンドローム(平成19年度)
ですが、前述しました通り、ここ最近の研究において、
糖尿病の原因の一つであると 考えられているのです。
詳細は後述しますが、糖尿病は食後の血糖値を下げる働きを持つインスリンという
ホルモンの働きが弱いため、血液中にブドウ糖があふれてしまう病気です。
その原因は、インスリンの分泌が遅い、量が少ない、
インスリンの働きが悪くなること であると考えられます。
特に、9割以上の糖尿病は、
後者のインスリン抵抗性が原因なのです。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の過剰蓄積があり、
糖や脂肪の代謝異常があるのですが、
特に糖代謝の異常は
「インスリンの効きが少しだけ悪い」の状態です。
言い換えれば、糖尿病の診断基準を満たさない
軽めの高血糖状態を指しますので、
メタボを放置しておくと、糖尿病になってしまうのです。
実は、この「メタボ→糖尿病」のパターンは、糖尿病の40%を占めるとも
言われており、両者の関連の深さを表しています。
逆に言えば、糖尿病を改善することは、
メタボ解消にもつながるのです。
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